俺の涙腺はもはやブレーキの壊れたダンプカー
今年に入り、めっきり涙もろくなった。
半端なく涙が出てくる。
今まではあくまで人並みだったと思う。少しうるっとはくるけども…みたいな感じで涙をこぼすまでは至らなかった。
だけどどうしたことだこれは。
とめどない!とめどないぞ!!!
ウィィィィィィィイィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ことの始まりは、アニメ「SPY FAMILY スパイファミリー」のエンディングを見た時だった。スパイのロイドが超能力者の幼女アーニャ、殺し屋のヨルと偽装家族を作ってドタバタするハートフル最高コメディアニメなのだが、めっちゃ話題になっていたので僕も見ることにした。
すっげ〜面白い!!!
夢中になり、3話まで一気見したとき事件は起こった。エンディングでアーニャの映像とともに星野源「喜劇」が流れる。
アーニャが孤児だった時の寂しさ、ロイドとヨルに出会ったことで幸せになったことがビンビンに伝わる映像。
そこに星野源の激エモかつ優し気な歌声が合わさり、
僕の中でアーニャ…幸せになるんやで…!!の思いが溢れ出し、
感情の波状攻撃
耐えられない
あっ
ああっ
「ぶあぁぁぁ!!!!!!!」
んぼろぼろぼろぼろぼろっっ!!!!!
気づけば落涙していた。
「ハァッ…スンッ…バァァ…!!」と鼻を啜りながら。
アーニャと星野源のマッスルドッキングに死ぬほど泣かされた。こんなのはじめてぇ…
ここから僕の涙腺にバグが起き始めた。
漫画を読んでは「ンハァァァッ」と泣き、
映画を見て「オェェッッッ」と泣いている。
なんかネット記事でも泣いた。
この、物事への共感性がえげつなくて、なんにでも感情移入して泣き出してしまう感じ…
柴田理恵だ。
バラエティにおける号泣の代名詞、柴田理恵。
内なる柴田理恵が咆哮を挙げている。
心の中の柴田理恵が涙腺を暴れ回っているとしか思えない
柴田理恵の猛攻が今年一番凄かったのは映画ワンピースフィルムレッドだったろうか。映画ヒロインウタの覚悟、ウタの後悔、ウタのetc…もう情緒はボロボロだった。とどめとして津田健次郎演じるウタの育ての親ゴードンの「ウタを救ってやっでぐれぇ!!」の叫び。重なるようにルフィが「当たり前だ」と答えた瞬間、内なる柴田理恵はそれはもう止まらなかった。止まってくれ!止まれって!劇場は満員だぞ!おい!!あっ、お、抑えられない!!ヒッ!ヒンッ!んぼぉぉっ!!!
ッアァァァァァァ!!!!!
隣の人が僕を怪訝な目で見ている。ごめんなさい、声漏れちゃいましたもんね、すんません
終盤シャンクスから追撃を喰らい、もうダメだった。
劇場から出てきた時、僕の目は腫れていた。さながらシャンクスの髪のように。
啜り泣きながら真っ昼間外を歩いている成人男性は尋常ではない。
落ち着くまでトイレで少し休憩した。
いやほんと人目がつくとこで泣いちゃうのは困るな。なんとか我慢しよ…
でも今現在も止まらないです、涙。夜散歩している時にイヤホンから喜劇の「テーテーテー」とイントロが聞こえてくると目頭が熱くなり、顔を覆うことがあります。
このままエスカレートすると街中で家族連れや子犬を見て、その光景に勝手に物語を見出し始めるんじゃないだろうか。そして物語に感動して勝手に「よがっだね"ぇぇ」と泣くのだ。
周囲の反応を顧みずにさめざめと泣くその姿は、職質、連行待ったなし
まごうことなき変態だ。
強制感情移入嗚咽野郎
号泣怪人
感受性の化け物
お涙お漏らし男
そんな二つ名がつかないように、柴田理恵にハンカチを差し出して涙腺を引き締めたいですね。マジで。
https://twitter.com/morodashibanana